
F.フェネル氏の校訂版のフルスコアが、やうやく届いた。どこまでがホルスト氏のオリジナルなのかは、判然としない。ダイナミクスやアーティキュレーションの加筆は、かなり多い。Baritone Saxophone パートは、B&Hの古い版や、C.マシューズ版とも大いに異なってゐる。これは、Baritone パートとの連携を図ったものと思はれる。
國内では、ここで購入可能(スコアのみも、パート譜セットも)
組曲第1番 フルスコア
https://www.musicstore.jp/database/search.php?order_no=048577 組曲第2番 フルスコア
https://www.musicstore.jp/database/search.php?order_no=048581 組曲第1番のBaritoneについては、大體以下の通り。
● 第1樂章「Chaconne」
32小節目から登場。Tb. Hr. Cor. などと似たような動き。
98小節目のアウフタクトからのフレーズは、Cor. の下聲部とユニゾン。
(Bar.Sax.にも同樣の役割を與へてゐる)。
● 第2樂章「Intermezzo」
157小節目から、Euph.と掛け合ひになる(「C」「G」の連續)。
216小節目のアウフタクトからは、Cor.とユニゾンの
メロディー。
228小節目のアウフタクトからは、Euph.がメロディー。
(この使ひ分け、絶妙)
233小節目のアウフタクトからメロディー(Bar.のみのソロ)。
256小節目のアウフタクトからのメロディーはEuph.のみ。
(途中で少しだけBar.が入る)
271小節目のアウフタクトからの跳躍は、Euph. Hr.を繋ぐやうに割り當てられてゐる。
● 第3樂章「
March」
279小節目のアウフタクトからは、Cor.のメロディーを支へるやうなフレーズ、又はTb.と同様。
315小節目のアウフタクトからはメロディー。Euph.はオブリガート。
375小節目のアウフタクトからの跳躍は、Euph.の1オクターヴ上で、ユニゾン。
397小節目からは、後打ち(この役割は管楽器ではBar.のみ)。
405小節目からはHr.ほぼと同じ。
421小節目のアウフタクトからメロディー。
428小節目のアウフタクトからはHr.とほぼ同じ。
445小節目のアウフタクトからはTb.と同じ。
なほ、元々のホルスト氏によるオーケストレーションは以下の如し。
Flute and Piccolo Db
2 Oboes (ad lib)
2 Clarinet Eb (2nd ad lib)
Solo Clarinet Bb
1st Clarinets Bb ripieno
2nd Clarinets Bb
3rd Clarinets Bb
Alto Saxophone Eb (ad lib)
Tenor Saxophone Bb (ad lib)
Bass Clarinet Bb (ad lib)
2 Bassoons (2nd ad lib)
1st Cornets Bb
2nd Cornets Bb
2 Trumpets Eb (ad lib)
2 Trumpets Bb (ad lib)
2 Horns in F
2 Horns in Eb (ad lib)
Baritone in Bb (ad lib)
2 Tenor Trombones (2nd ad lib)
Bass Trombone
Euphonium
Bombardons
String Bass (ad lib)
Timpani(ad lib)
Bass Drum
Cymbals Side Drum
Triangle Tambourine
※ ad libパートは、状況に應じて省くことも出來るやうだ。省くことにより、演奏に支障がある部分については、別のパートが代奏したのであらう(例へば「Intermezzo」のBar.ソロをEuph.で代奏する、など)。
posted by 岡山(HIDEっち) at 00:41
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ユーフォニアムの歴史と研究