2008年05月05日

撮影好調

 樂器積み込んで藝大に行って參りました。

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 今回の書籍の爲に依頼されたのはピストン系ばかりでしたが、それでもこんなにあるんですね。ノーマルなユーフォニアムを見ると、なぜかホッとします(笑)。これでロータリー系まで入ったら、かなりややこしくなります(まぁそれが現状なのですが)。

 月末、ウィーンに行ってきます。あまり知られてゐないことですが、實はウィーンとユーフォニアムは、縁が深いのです。F.ゾンマーのゾンメロフォンを基に、F.ボックによって製作された、元祖「Euphonion」は、ウィーンにて特許の取得がされてゐます(1844年)し、そのスケッチは、ウィーン工科大学にあります。ブルックナーは、自身の「行進曲 変ホ調」で、テノールホルンとは別に「Euphonion」のパートを書いてゐますし、ウィーンの行進曲のスコアには、ドイツとは違って、しばしば「Euphonion」や「Euphonium」のパートが見られます。

 とは言っても、一應は新婚旅行ですので、あんまりディープにするわけにもいきません。さしあたって、

・美術史美術館(樂器博物館あり)
・ドブリンガー(樂譜屋)
・ナッシュマルクトの蚤の市
・樂器屋

を訪問豫定です。ユーフォニアムが生まれた國の空氣を、いっぱい吸いこんで來ることにします。何か収穫があるといいな、なんて思ふと、ワクワクしてきます。
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2008年04月18日

またまた大發見!

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 かの有名なムンクの「叫び」に、實は!
 もう、何も言ふことありませんな。
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2008年03月24日

ダメだこりゃ

 新入学、新学期も近いので、「ユーフォニアム・クイズ」でも作らうかと思ひ、試しに作ってみたら… クイズになりませんでした。

http://www.euphonium.biz/euphonium.html

 歴史は「あてっこ」されるのを拒絶しているといふことでせうか。

 時々、本当は簡単な事を、私がわざわざややこしくしてゐる、といったやうな批判を、遠まはしに浴びせられます。しかし実際は、ややこしい問題なのだけれど、今まで触れないできたのではないでせうか(触れなかったから「ダメ」と言ひたいのではありません、念のため)。

 現場主義にも資料主義にも陥らず、「何が正しいか」を求める姿勢をとり続けるということは、思ひのほか困難なことです。
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2008年02月23日

G.ホルスト「軍樂隊の爲の組曲」(フェネル校訂版)のバリトン

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 F.フェネル氏の校訂版のフルスコアが、やうやく届いた。どこまでがホルスト氏のオリジナルなのかは、判然としない。ダイナミクスやアーティキュレーションの加筆は、かなり多い。Baritone Saxophone パートは、B&Hの古い版や、C.マシューズ版とも大いに異なってゐる。これは、Baritone パートとの連携を図ったものと思はれる。

 國内では、ここで購入可能(スコアのみも、パート譜セットも)

 組曲第1番 フルスコア
https://www.musicstore.jp/database/search.php?order_no=048577

 組曲第2番 フルスコア
https://www.musicstore.jp/database/search.php?order_no=048581

 組曲第1番のBaritoneについては、大體以下の通り。

 ● 第1樂章「Chaconne」

 32小節目から登場。Tb. Hr. Cor. などと似たような動き。
 98小節目のアウフタクトからのフレーズは、Cor. の下聲部とユニゾン。
(Bar.Sax.にも同樣の役割を與へてゐる)。

 ● 第2樂章「Intermezzo」

 157小節目から、Euph.と掛け合ひになる(「C」「G」の連續)。
 216小節目のアウフタクトからは、Cor.とユニゾンのメロディー
 228小節目のアウフタクトからは、Euph.がメロディー。
(この使ひ分け、絶妙)
 233小節目のアウフタクトからメロディー(Bar.のみのソロ)。
 256小節目のアウフタクトからのメロディーはEuph.のみ。
(途中で少しだけBar.が入る)
 271小節目のアウフタクトからの跳躍は、Euph. Hr.を繋ぐやうに割り當てられてゐる。

 ● 第3樂章「March

 279小節目のアウフタクトからは、Cor.のメロディーを支へるやうなフレーズ、又はTb.と同様。
 315小節目のアウフタクトからはメロディー。Euph.はオブリガート。
 375小節目のアウフタクトからの跳躍は、Euph.の1オクターヴ上で、ユニゾン。
 397小節目からは、後打ち(この役割は管楽器ではBar.のみ)。
 405小節目からはHr.ほぼと同じ。
 421小節目のアウフタクトからメロディー。
 428小節目のアウフタクトからはHr.とほぼ同じ。
 445小節目のアウフタクトからはTb.と同じ。

 なほ、元々のホルスト氏によるオーケストレーションは以下の如し。

 Flute and Piccolo Db
 2 Oboes (ad lib)
 2 Clarinet Eb (2nd ad lib)
 Solo Clarinet Bb
 1st Clarinets Bb ripieno
 2nd Clarinets Bb
 3rd Clarinets Bb
 Alto Saxophone Eb (ad lib)
 Tenor Saxophone Bb (ad lib)
 Bass Clarinet Bb (ad lib)
 2 Bassoons (2nd ad lib)

 1st Cornets Bb
 2nd Cornets Bb
 2 Trumpets Eb (ad lib)
 2 Trumpets Bb (ad lib)
 2 Horns in F
 2 Horns in Eb (ad lib)
 Baritone in Bb (ad lib)
 2 Tenor Trombones (2nd ad lib)
 Bass Trombone
 Euphonium
 Bombardons

 String Bass (ad lib)

 Timpani(ad lib)
 Bass Drum
 Cymbals
 Side Drum
 Triangle
 Tambourine

※ ad libパートは、状況に應じて省くことも出來るやうだ。省くことにより、演奏に支障がある部分については、別のパートが代奏したのであらう(例へば「Intermezzo」のBar.ソロをEuph.で代奏する、など)。
タグ:バリトン
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2007年12月22日

やけに詳しい(笑)

 EMIのサイトに「ベルリン・フィルの楽しみ方」といふページがあるのを發見。

 「ベルリン・フィルの秘密」〜他のオーケストラとはここが違う〜

 讀んでみますと、樂器についてかなり詳しいので驚きました。ドムスやゲスリンクが使用したドイツ式バリトンのメーカーまで、記載されてをります。それも、この手の情報にありがちな「贔屓の贔屓倒し」ではなく、實に冷静に、そして興味深く書かれてゐます。こんなに詳しい方、さう澤山はいらっしゃらないと思ふのですが・・・(笑)。

 私は恥づかしながらオーケストラのトロンボーン奏者の顔が判りません(デニス・ウィックはわかりますが)ので、かうした情報は有難いです。いづれ、VHS、LD、DVDからキャブチャして、各オーケストラのテノールテューバ奏者の画像をまとめたいと思ってゐましたので。

 さうさう、ティルツのドムスモデルのマウスピースを入手しました。アレキのドイツ式バリトンの修理(ロータリー内部の洗浄と、ドラムバネの調整)も終ったので、防音室完成後に吹いてみたいものです。
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2007年12月06日

デーイジー デーイジー

 ブライアン・ボーマン氏、デイヴィッド・チャイルズ氏など、ユーフォニアムのトップアーティストが來日してゐます。公私多忙で、どうにも時間を捻出できず、馳せ参ずること叶はず、まことに殘念です。

 デイヴィッド・チャイルズ、ブライアン・ボーマン
 デイヴィッド・チャイルズ、ブライアン・ボーマン
 デイヴィッド・チャイルズ、ブライアン・ボーマン

 ・・・・

 デイヴィッド・ボーマン!

 今度の休みには「2001年宇宙の旅」でも見ようかしら・・・

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2007年11月26日

管楽器おもしろ雑学事典

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  管楽器おもしろ雑学事典 ←クリックすれば注文できます

 佐伯茂樹氏の新著です。「おもしろ雑学」と言ふには勿體ない内容で、ユーフォニアムについても詳しく書いてあります。主に「これから楽器を始めたい」人向けに書かれたようですが、もう楽器を始めている人にも充分讀み應へのある本です。
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2007年09月27日

またもや歴史的發見!

 大變な資料が見つかり、腰を抜かしさうになりました! この寫眞です。

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 彼の言ふ通り、我々は眞理の大海の波打ち際に遊ぶ子供に過ぎないのです。 ・・・あ、それはニュートンか。
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2007年09月23日

G.ホルスト「組曲」の Baritone

 ホルストさんの Suites for Military Band(軍楽隊のための組曲、吹奏楽のための組曲などの和訳あり)といふ名曲があります。B&H から出版された First Suite in E Flat for Military Band(第一組曲)は、私も中学生の頃から慣れ親しんだ版ですが、これはホルストさんの指定した楽器編成を元に、出版社がアメリカ式に大幅に拡大した編成に置換へてから出版したもののやうです。増えたパートがあったのと逆に、消え去ってしまったパートもありました。それが、Baritone です。

 ホルストさんは、Euphonium の他に Baritone のパートを設けてゐて、重要な役割を与へてゐた(F.フェネル「ベーシック・バンド・レパートリー」佼成出版社)やうです。しかし、出版当時のアメリカ吹奏楽界では「Euphonium と Baritone は、同一のパートを演奏するべきだ」とする動き(今度詳しく調べます)があったやうで、結果として Baritone のパートは抹殺され、Euphonium のみが編成に残りました。

 B&H 版の Euphonium のパート譜を見ますと、第2楽章の中盤に「Bar. Solo」といふガイド(通称「豆譜」)があります。これは、普通に読めば「Baritone のソロ」の代奏の意味なのでせうが、出版社が編成から外してしまったのですから、Baritone パートはありません。スコアの方には Alto Clarinet のソロとして書かれてあり、勿論 Alto Clarinet のパート譜にソロが書いてあります。元々ホルストさんは Alto Clarinet を編成に入れてゐなかったものの、出版時にこのパートがアメリカ向けに付け足されたため、無くなった Baritone のソロをそこに移したといふのが事の次第のやうです。

 このやうに辿っていくと、ホルストさんの描いた音楽と、出版された譜面とでは、かなりの隔たりがあるやうに思へてきます。

 後に出版された B&H のC.マシューズ校訂版では、このソロは Euphonium パートに書かれていて、スコアもその通りになってゐます。また、第3楽章の Euphonium ですが、先の版にはなかった div. があり、第一マーチのほぼ全部で Cornet に近い役割を演じます。

 B&H の二つの版は、今も販売されて、演奏にも広く使はれてゐるやうですが、どちらも、Baritone と Euphonium は同一のパートとして扱われてゐます。ところが、最近、さらに新しい版が出まして、新たな局面を迎へることとなりさうなのです。

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 Ludwig から出版された、かのF.フェネル氏の校訂版です。 この版では、長い間見捨てられてゐた Baritone のパートが含まれてゐる「らしい」のです。もしさうなら、ソロの部分は勿論、ホルストさんが Baritone と Euphonium をどのやうに使ひ分けたのか、そしてどのやうな音楽をそれぞれの楽器に託したのかを知る、重要な手がかりとなります。

 ちなみに、第二組曲の方には、Baritone のパートはなかったやうです(F.フェネル「ベーシック・バンド・レパートリー」佼成出版社)。また、第二組曲の校訂完成前にフェネル氏が旅立たれたとのことで、こちらの出版に当たっては、氏の草稿を元に構成したとも傳へ聞いてゐます。

 フルスコアを海外に注文する豫定です。共同購入希望の方は、9/25までにメール下さい。1冊50ドル(第一、第二組曲両方なら100ドル)+割勘送料です。
タグ:バリトン
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2007年08月15日

THE TUBA FAMILY 2nd Ed.

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  THE TUBA FAMILY ← 英語が讀めてクレジットカードがあれば購入できます。日本では扱ってゐません。

 Clifford Bevan 氏の「THE TUBA FAMILY」の第2版がやっと入手できました。第1版が1978年で、第2版が2000年ですから、大幅に加筆されてゐます。

 最初に目に付いたのが、第1版にはなかったヴァークナーテューバの項。興味深いのは、ベルギーのMAHILLONが製作したヴァークナーテューバ(1904年頃のイギリスで使はれたらしい)です。これは畫像も掲載されてをり、それぞれピストン式バリトン(これが Tenortuben in B)とユーフォニアム(これがBasstuben in F)の形状をしてゐて、マウスパイプのシャンクはどうもトロンボーンに近いやうです。ロイヤルクイーンズホールオーケストラでは、ヴァークナーやブルックナーの曲で、これらを用ゐた記録があるとのことです。

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  C.Bevan "THE TUBA FAMILY 2nd Ed." p.465

 今、ユーフォニアムやバリトンでやってみるのはどうなのでせうか。指揮者が納得しないのか、それとも音樂とは別の面で實現が難しいのでせうか。
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2007年07月31日

金管楽器の歴史

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 金管ハンドブック〜歴史編「金管楽器の歴史を知ろう」
 佐伯茂樹著(2005/11/26) 1,800円
 ← クリックすると注文できます

 ご紹介が遲くなってしまひました。

・これまで見向きもされずに勝手に解釋されてゐた樂器、名稱だけが一人歩きしてきた樂器についても、詳しく採り擧げられてゐます。

・樂器の畫像は勿論、譜例をふんだんに使ひ、出來る限り樂曲に基づいた解釋をされてゐます。

・文章が丁寧で、「である」ことなのか「であらう」ことなのかが、きちんと書き分けられてゐます。かういふ研究書は、なかなかありませんでした。「である」と書いておきながら、根拠があやふやだったりするものが多かったです。

 残念ながら販賣ルートが少なく、入手困難でしたが、當方でもお取り扱いを始めました。

 ご希望の方は、

 郵便番号
 住所
 氏名

 をメールにてご連絡下さい。
タグ:歴史
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ドイツの吹奏樂事情

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 HANDBUCH DER BLASMUSIK
 Hans-Walter Berg 他著
 SCHOT ED 4204
 ISBN 3-7957-2814-2
  ← クリックすれば注文できます

 本日ドイツから届きました、吹奏樂讀本です。ドイツの吹奏樂で使はれる樂器についての説明、編成、樂曲、編曲方法、各地の吹奏樂連盟の紹介などが一冊に詰まってゐます。

 まだ、ざっと目を通した程度なのですが、以下の點が目に付きました。

・「テノールホルン(TENORHORN)」は「フリューゲルホルン(FLUEGELHOERNER)」に分類。Buegelhoerner屬としてゐる。

・「バリトン(BARITON)」は「テューバ(TUBEN)」に分類。Buegelhoernerの一種としてゐる。

・TENORHORN に括弧書きで「Bassfluegelhorn」と併記。

・BARITON に括弧書きで「Tenortuba」と併記。

・BARYTONといふスペルは、BARITONの古い表記であるといふ記載。

・テノールホルンやバリトンの座り位置は、舞台に向かって、左側。従って、ベルは客席とは反対側を向く。
タグ:歴史
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2007年06月19日

う〜ん

 日本管打・吹奏楽学会のサイトにあった「ユーフォニアム」の項ですが、突っ込みどころが満載で、どうリアクションを取っていいものやら。そっとしておくのが一番なのでせうか。

http://www.basj.or.jp/instlibrary/euph.html
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2007年05月25日

ユーフォニアムについての獨言

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  畫像は、ただ今賣り出し中のBESSON NEW STANDARD CLASS A
  どうぞ中古樂器のページ

 一體ユーフォニアムとはなんぞや? 何を以てユーフォニアムとするのか。この問ひは、やはり私の心から離れない。

續きを讀む
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2007年05月17日

1930年頃の帝國海軍使用?ユーフォニアム

 Yahoo! オークションに面白い楽器が出ていました。 

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 チェコの名器ボーラント&フックス70年前のヴィンテージ

 B&Fはチェコの老舗メーカーで、共産化後は「アマティー」「チェルヴェニー」に吸収されます。商品説明によりますと、

「1930年代の満州事変の折海軍で使用された物と聞いており、
海軍の軍服と一緒に保管されておりました。
製造年月日の詳細は判りませんが、その頃の物と思われます。」

とあります。チェルヴェニーを初め、チェコ(クラスリッツ)のメーカーは、古くからピストン式の楽器もロータリー式の楽器も製造してをり、海外への輸出も盛んだったやうです。故大石清先生も、第一商業で4本ピストンのチェコ製のユーフォニアム(「小バスではない」と強調)を使ってゐたと「テューバ抱えて」(音楽の友社刊)に書いてをられましたが、この頃の楽器を使っていたのでせうね。
タグ:歴史
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2007年05月07日

ベッソンのサクソルンバス

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 ベッソンのサクソルンバスが届きました。Lars Kirmser 氏の The Music Traderシリアルリストによれば、1890年から1895年の製造ださうです。

 第1〜第4ヴァルヴは、ユーフォニアムと同一の音程です。第5ヴァルヴに工夫がありまして、管に下駄が仕込んであり、全部繋げれば第1ヴァルヴとほぼ同じ、短い管だけを繋げれば第2ヴァルヴとほぼ同じ音程となります。

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  かういふ抜差管です

 ベッソンとB&Hは、今でこそ「同じ會社」といふイメージがあり、思考する上でもつい混同してしまひ易いです。昭和58年の 日本版 BOOSEY & HAWKES カタログによれば、ベッソンがB&Hの傘下に入ったのは、割と近年の1940年(昭和15年)です。それまでに製造された両社の樂器畫像を随分見ましたが、それぞれ別のタイプの樂器を製造してゐることがわかります。

 なほ、ベッソン社のロゴが入ったサクソルンバスやユーフォニアムは、色々見つけることが出來るのですが、B&H 社(又はその前身の BOOSEY 社と HAWKES & Son 社)のロゴが入ったサクソルンバスといふのは、未だ見つけられません。
タグ:歴史
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2007年05月06日

長野旅行ついでに

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 連休を利用して、長野まで旅行してきました。道中、以前にさとうさんやししさんから情報を頂いてゐた「ペリー來航時に冩生されたユーフォニアムの繪」を拜みに、松代市の「真田宝物館」へも行ってきました。

 殘念ながら、當日は展示されてをらず、拜むことは出來ませんでした。ギターなどの演奏の繪はあったのですが。かなり丁寧な所蔵品目録があるやうなので、今度司書さんに訊いて、取り寄せてみようかと思ひます。
タグ:歴史
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2007年03月31日

The Euphonium Source Book

 新刊入手しました。

  EuphoniumRepertoire.jpg

 Guide to the Euphonium Repertoire:
 The Euphonium Source Book (Indiana Repertoire Guides)

 ※題名をクリックすると購入申込が出来ます。

 R. Winston Morris, Lloyd Bone, Eric Paull
 INDIANA University Press
 ISBN-13: 978-0-253-34811-1
 ISBN-10: 0-253-34811-0

 ユーフォニアムの樂曲に關する資料なのですが、冒頭にユーフォニアムの歴史が掲載されてゐます。ページ數は少ないものの、これまでよく引用された文献(例えばC.Bevanの「Tuba Family」や「ニューグーローヴ(ネット版)」等)を引用しつつも、さらに研究が廣く深くなって來てゐることがわかります。

續きを讀む
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