Ernst Mosch und seine Original Egerländer Musikanten - Mein Leben die Musik ← クリックすると注文できます(但しドイツ語)。
恐らくドイツで最も有名なフォルクスムジークバンド、エーガーランド樂團。リーダーのエルンスト・モッシュ氏はドイツ版Wikipediaにも掲載されてゐます。氏は惜しくも21世紀を待たずして亡くなられましたが、このDVDは、モッシュ氏の生前に収録されたTV番組3本をまとめたもののやうです。特に氏の足跡を辿るドキュメンタリーが興味深いです(ビッグバンドでトロンボーン、吹奏樂團ではテノールホルンを演奏してゐたさうです)。とても樂しい演奏なのですが、リハーサルではモッシュ氏が何度もダメ出しをします(これのどこがダメなんだらうと思ふくらゐ、緻密です)。
發賣されたアルバムの數も多く、最近は日本でも入手できるやうになりました(ここをクリックすると注文できます)。
20年前、ドイツでマイスター・アントンのドイツ式バリトンを購入しましたが、本來どのやうな音色がする樂器なのかがわからず、マウスピースの選擇にも困ってゐました。3年後に再びドイツを訪問する機會に恵まれ、その時に「I want to buy a lot of BLASMUSIK CD!」と言って訪ね歩いて、家電賣場の店員から紹介されたのが、このエルンスト・モッシュ率ゐる、エーガーランド樂團のCDでした。これを聽くと、テノールホルンやバリトンの響きが堪能できます。
ちなみにエーガーランドとはチェコとドイツの國境あたりで、ドイツ側からすればバイエルン、チェコ側からすればボヘミアといふことになります。かういふところです。澤山の樂團があるやうで、この地方の有名バンドの演奏を収録したDVDも發賣されました。
Bayern Burgen Blasmusik ← クリックすると注文できます(ただし、ドイツ語)。
とても樂しい演奏ばかりで、よく觀てゐます。エルンスト・モッシュ氏からバトンを受け繼いだ、エルンスト・フッター氏(奇しくもモッシュ氏と同じ名前、そしてトロンボーン、テノールホルン奏者!)率ゐる新生エーガーランド樂團も登場します。フッター氏とショール・トニー氏(ウチのサイトの「Euphonium Players in the World」にご登録いただいてます)は、メルトンのエーガーランドモデルのテノールホルン(3ヴァルヴ、メインテューニングスライドトリガー、珍しい銀メッキ仕上げ)を明るく朗々と演奏してゐます。他、ジャーマンブラスや、あのガルミッシュ・パルテンキルヒェン音樂隊やバイエルン警察音樂隊といった大御所吹奏樂團、またエーガーランド樂團に迫るミヒャエル・クロスターマン樂團を初めとするフォルクスムジークバンドが澤山登場します。
※ ご紹介しましたDVDは、全てPAL形式です。日本DVDプレーヤーはNTSCといふ別の規格ですので、そのままでは觀られません。パソコンなら大體大丈夫なやうです。私はPAL對應のデッキで觀てゐますが・・・。
タグ:ドイツ式バリトン
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