子の曰く、由よ、なんじにこれを知ることををしへんか
これを知るをこれを知ると為し
知らざるを知らずと為せ
是知るなり
とある(巻第一 為政第二 十七)。
どうやら私は、所謂「物知り人」が嫌いで、「物知り人」が他人に教へてゐるのに遭遇するのが、最も嫌いなやうだ。
おそらく「物知り人」が、往々にして、知らざるまでも知ると為しているからであらう。皆「これを」を読み飛ばしてゐる。是知らざるなり。
知らざるを知らずとするのは、孤独だ。いつも他人と群れ、同じて和せぬ付き合ひに耽溺してゐる者には、決してわかるまい。
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