2010年12月02日

JETA フェスティバル 2010 レクチャーコンサート 「ユーフォニアムとテューバの源流」

 今回擔當したレクチャーコンサートの模樣です。

■ ユーフォニアムとテューバの源流

【セルパン】 橋本晋哉さん

 serpent.jpg

 最近はテレビにも出演されたりしてゐますね。インパクトのある形状には目を見張りました。

 また、古い聖歌のメロディーにジャズのテイストを含んだ曲も聽かせていただきましたが、心に染みゐるやうな素晴らしい演奏で、温もりのある、人間くさい響きが格別でした。

【ラッシャンバスーン、オフィクレイド】 佐伯茂樹さん

 russianbasson.jpg  ophicleide.jpg

 かつて強大だったローマの軍隊に倣って編成された軍樂隊で使はれたラッシャンバスーン。竜(ドラゴン)の頭もローマ譲りとのことでした。セルパンでは行進しづらいため、バスーンのやうにU字にしたのださうです。音は、ちょっとしか聽けず殘念。寫眞も肝心の頭の部分が切れてしまひました。

 オフィクレイドは、その外觀からくる印象とはちょっと違ひ、ややノイジーなユーフォニアムのやうで、とても温もりのある響きでした。運指によってはやや荒い音になったり、また半音階の運指が樂であったりとか、さういったことを作曲家も考へて作曲をしたのではないかと、ベルリオーズの「幻想交響曲」を例にとってのレクチャーでした。
 
 いづれの樂器も、今のやうな最低音域を大音量で支へるテューバとは違ってゐて、響きに温もりがあり、金管樂器といふキャラクターの中で低音域を奏でる役割であったのではないかといふことを思ひました。
 
Copyright(C) 2010 岡山(HIDEっち) (PROJECT EUPHONUM http://euphonium.biz/) All rights reserved. 文章・画像の無断転載厳禁 | Posted at Dec.02 03:06 | Comment(1) | TrackBack(0) | ユーフォニアムの歴史と研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これはこれは大変貴重な記事を有難うございます。

セルパンはザルツブルグの博物館でしかみたことがありません。 オフィクレイドはオリジナル・ブラスのコンサートで聴かせていただき、また触らせてもらいました。 仰る通り”最低音域を大音量で支へる(大型の)テューバとは違ってゐて、響きに温もりがあり金管樂器といふキャラクターの中で低音域を奏でる役割”と感じました。 
Posted by タロッペいたばし at 2010年12月07日 11:17
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