
やっと觀ました。なんといふか、困難な境遇にありながらも、靜に前向きな女の子の物語。綺麗な繪葉書のやうな映像や、身體が固まってしまふ戰鬪シーンなど、樂しめました。主演のオドレイ・トトゥが「テューバ」を吹く場面が何度もあり、この物語の重要な
キャラクターを担ってゐることに氣付かされます(そこのところは是非映畫を觀て下さい)。音色は正にサクソルンバス。心地よいです。映畫における、かういふ音の使ひ方、いいなぁと思ひました。ただ、最近の映畫やテレビドラマに多い大げさな音樂が、やはり各場面を盛り上げようとしてゐまして、どうもそこには馴染めませんでした。
さて、「フレンチテューバ」と思ってゐた樂器、よく觀ますと、4ヴァルヴで、調性はちょっと自信がありませんが、全体のバランスからしたらB管なのではないかと思います。ベルの広がり方はサクソルンで、レイアウトはユーフォニアムっぽいです。
フランスの古いモデルに良くあります(例へばベッソンの
こんなの)。映畫では、「テューバ」としています。フランスでは、やはり「テューバ」と呼ばれるのでせうか。
實際に演奏してゐる奏者は不明ですが、「Professeur de Tuba Philippe PORTE」と
クレジットがあります。テューバの指導は、フランス國家警察管弦樂團の Philippe PORTE 氏
(この方)です。もしかしたら演奏もこの方なのかもしれません。
この音色が、映畫では大きな役割を担ってゐます。ユーフォニアムを
メジャーに!と言ふ人は澤山ゐますが、どうしてこの映畫のことがユーフォニアムの世界で話題にならなかったのでせうか。役割は大きかったけれど、地味だったからでせうか。もしかして、單に私が知らなかっただけでせうか。
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A Very Long Engagement
posted by 岡山(HIDEっち) at 00:15
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